グーグル株式会社 APAC Operations Manager チャールズ フェリング氏
フランス生まれ。フランスの大学卒業後、アメリカやヨーロッパのIT企業で働く。オープンソースのシステム開発、ネットワーク構築をはじめ、様々な国際プロジェクトに従事する。2004年グーグルに入社。
Googleロゴの入った自動販売機
社内にあるフリードリンク制の自動販売機にもGoogleのロゴが。
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コミュニケーションはもっとも重要な課題であると考えています。チャレンジ精神は2番目です(笑)。
もちろん英語は基本的に使われています。これは、IT業界において英語が技術用語として中心になっていることが理由の1つといえるでしょう。ただし、それが100%というわけではなく、各国の拠点でそれぞれがプロジェクトを立ち上げているので、そこはローカルな言語でのコミュニケーションが行われています。
例えば、この東京であれば「東京のプロジェクト」があり、そこでは日本語でのコミュニケーションが中心となります。そして、それ以外の場所とのコミュニケーションは英語を使用するといった形になっています。
英語は必要です。しかし、イギリス人やアメリカ人のように話せる程度の語学力は必要ではありません。Googleは世界各国にオフィスがあり、そこには英語が上手くしゃべれる人もいれば苦手という人もいます。
全社的に見れば様々な国、文化を持った人が集まっています。例えば私はフランス生まれですが、アメリカに行き、今は日本で仕事をしています。Googleに関わる人の多くはこのような感じだと思っていただければよいでしょう。
まず、基本的にお互いがフラットな関係で仕事を進めています。私は特に指示をだしたりせず、今そこで生じている問題点を指摘するだけです。この問題点は、チームのメンバー同士がお互いに助け合って解決していきます。
そこでもコミュニケーションが重要になります。いつでもチームのメンバー同士は雑談をしたり、一緒にランチを取ったりと、コミュニケーションを行っています。その中で、ちょっとした雑談が致命的なビジネスの問題点を解決することもあります。
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