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PHP開発入門
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第2回:大吉?「おみくじ」プログラムを作ろう!

著者:ウノウ  尾藤 正人   2007/7/26
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Apacheの設定(その2)

   ファイルの修正が終わったら、設定が変更されたことを次のコマンドでApacheに知らせます。
# service httpd reload

   次にホームディレクトリにファイルを置き、動作を確認してみましょう。次のようなコマンドを実行してApacheからファイルにアクセスできるよう設定します。


(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   最後のコマンドはおまじないのようなものと考えてください。これを実行しないとうまくアクセスできません。

   作業が完了したら以下のURLにアクセスしてみましょう。

http://サーバのIPアドレス/~username/

   「test」とだけ書かれたページが表示されたらApacheの設定は完了です。
   今後はここで作成した「public_html」にファイルを置くことで開発を進めていきます。


Linuxへのファイルの転送

   そのままLinux上で開発を進めてもいいのですが、本連載の読者の中には、Linuxに不慣れな方も多いと思います。そこで、普段の作業はWindowsで行い、完成したファイルをLinux上に転送して開発を進めます。その方が効率よく開発が行えるからです。

   そのためLinux上にファイルを転送できるようにしておくことをお勧めします。

   ファイルの転送方法については本連載の範囲を超えますので説明は割愛しますが、ポイントだけ示しておきます。

ftp
ftpは昔からLinuxで使われているファイルの転送方式です。現在でもLinuxのファイル転送によく使われています。
samba
sambaを使うとWindowsのマイネットワークからファイルをドラッグ&ドロップすることでファイルの転送を簡単に行うことができます。sambaを使う場合はLinuxが同一ネットワーク上に存在する必要があります。
sftp
sftpはsshという暗号化技術を使ったファイル転送方式です。ftpより安全にファイルを転送できます。

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ウノウ株式会社  尾藤 正人
著者プロフィール
ウノウ株式会社  尾藤 正人
CTO
広島市立大学大学院在学中にVine Linux SPARC版の開発を行う。2002年4月、HDEに入社。2003年度未踏ユースプロジェクトに採択され、「みかん - サーバ自動選択型FTPサーバの開発」を行う。退職後、シリコンバレーに語学留学のため渡米。2004年12月、帰国してウノウに参画。写真共有サイト「フォト蔵」を開発中。

ブログ:ベイエリア情報局
http://blog.bz2.jp/


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Apacheの設定(その2)
  PHPの動作の確認
  PHPで開発する時に気をつけたいこと