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2. Web 2.0の仕組み(RSSやコメント、トラックバックなど)の導入が容易にできる
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近年注目されているのが企業サイトを活用したコミュニケーションです。企業サイト上でのコミュニケーションが活発になれば、企業メディアへより多くの人を呼び込むことができ、さらなる新規顧客や企業へのファンの獲得などに繋がります。
このようなコミュニケーションの形の一例として、RSSやコメント、トラックバックなどがあります。これらのブログの特徴的な機能を用いれば、Webサイトでユーザとのコミュニケーションという点において非常に有効であり、ユーザフレンドリーな、いわゆる Web2.0 的なサイトを構築することができます。
そのようなメリットの反面、「荒れやすい」「コントロールできない」「スパムが多い」などのデメリットから、企業ではあまり取り入れられていない現状があります。
確かに、そのような側面はあります。しかし企業サイトにおいては必須の機能ではありませんので、これらの機能を前提とした企業サイトを構築する必要もないでしょう。しかし、Web 2.0の仕組みは今後さらに活用され、その活用法も変化していき、これらの機能が必要となった際、Movable Typeベースで構築してあればすぐに対応できるというのは大きなメリットといえます。
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RSSとは
RSSとは自分のブログ(Webサイト)に新規コンテンツが追加されたことを、RSSフィードといわれる特定のフォーマットで通知する機能のことです。
これまでは、情報の受け手がWebサイトを訪れることではじめて情報を収集できていました。しかし、これらの機能により受け手に更新情報を迅速に届けられるようになりました。
最近ではRSSを用いて、例えば新聞社などのニュース配信サイトでは最新ニュースを、テレビ局・ラジオ局では番組情報を、その他の企業においてはプレスリリースや新製品情報などを配信するという事例が増えています。またポッドキャスティングにも使われており、ブログだけでなく様々なWebサイトで利用されています。
トラックバックとは
トラックバックとは、他のサイトへリンクを貼った際に、自動的にリンクしたことを相手のサーバやブログアプリケーション(リンク先)へ通知することができる機能のことです。他の人のブログの記事を引用・参照した時や、自身のブログの記事と何らかの関係がある話題を書いている記事に対して、引用・参照したことや関連性があることを通知する目的で利用されます。
これまではこのようなリンクを貼る際には、相手の方へお知らせのメールを送らなければなりませんでした。しかしトラックバックという「リンクしたことを知らせる機能」を使うと、「あなたのページを紹介しました」という情報が自動的に相手に送られます。その結果Webサイト同士の相互リンクがより促進され、記事に対しての質問を投げかけたり、知識の交換や論議を行うことなどが可能となりました。
自分が他の人のWebサイトへトラックバックしたということは、自分のブログから見ると「自分のブログ内に相手のサイトをリンクする」ということであり、相手のブログから見ると「トラックバックコーナーに、自分のブログがリンクされる」という風になります。
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著者プロフィール
GMO ホスティング & セキュリティ株式会社 大澤 貴行
ラピッドサイト事業本部 本部長 兼 商品企画部長
ホスティングブランド「ラピッドサイト」の責任者としてSaaSの1つの形であるアプリケーションホスティングやWeb 2.0をビジネスに取り入れたWeb2.0 on Businessなどの中小企業に向けた新しいホスティングサービスの提案、啓蒙活動を行う。
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著者プロフィール
GMO ホスティング & セキュリティ株式会社 中條 綾子
ラピッドサイト事業本部 マーケティング担当
ビジネスブログやイントラブログなど、ブログを中心とした活動を行う。MTコンテストの運営やアプリケーションサービスのリリースなどに携わる。
ラピッドサイト:http://www.rapidsite.jp/
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