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Vista&データベース
Windows Vistaで発生するデータベーストラブル対応指南

第2回:Microsoft SQL Server 2005で必要な対処(前編)

著者:一志 達也   2007/7/18
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実験1:Nプレフィックスもつけてやってみる

   それでは、先頭に「n」が付いたデータ型で、Nプレフィックスも付けてやってみよう。

   nvarchar型の列を持つ表を作成するためにSQLを実行する。
create table unicode_test(ncharcol nvarchar(10));

   JIS X 0213:2004で追加された文字列とそうでない文字列を表に挿入するために下記SQLを実行する。


(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   実行した結果、こちらも特にエラーなしに格納できた。

1 rows inserted
1 rows inserted
1 rows inserted

   格納したデータを取り出すためにSQLを実行する。

select * from unicode_test;

   すると下記のような結果が得られた。


(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   ご覧のように、サロゲートペアも含めてJIS X 0213:2004で追加された文字を扱えている。SQL ServerでJIS X 0213:2004に対応するには、先頭に「n」が付いたデータ型を用いると同時に、Nプレフィックスを使わなくてはならないことが証明された。

   次回は曖昧検索や文字の切り出し、そしてこれらの解決策について解説する。

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一志 達也
著者プロフィール
一志 達也
SI企業において、アプリケーション開発や、データベースを中心としたインフラを担当。開発者向け、初心者向けの講座を得意とする。著書に「やさしいOracle PL/SQL入門」「Oracle10g 真剣勝負」などがある。


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第2回:Microsoft SQL Server 2005で必要な対処(前編)
  Microsoft SQL Server 2005で必要な対処
  事前実験1:「n」が付いていないデータ型でやってみる
実験1:Nプレフィックスもつけてやってみる