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7. オープンソースではないために安心して導入できる
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MovableTypeは、コミュニティサイト用のCMSアプリケーションであるXOOPSやショッピングサイト用のCMSアプリケーションであるosCommerceとよく並列に扱われます。しかしMovableTypeはオープンソースか否かという点で、それら2種類のアプリケーションとは異なります。
オープンソースとは、文字通りの意味であれば、ソースコードが公開(オープン)されているかどうかということになります。その観点からいえば、MovableTypeもオープンソースですが、オープンソースの定義にはそれ以外にも、プログラムを自由に複製し、それを配布する権利やプログラムを改良する権利も付与されていなければなりません。
つまり、ソースコードが公開されているだけではなく、プログラムに対して誰でも自由に開発、複製、再配布できる権利が与えられているものがオープンソースなのです。そして、その利用にあたっては、完全にユーザ主導になりますので、そのプログラムを利用していて何かあった場合も、自己責任で解決する必要があります。
オープンソースを企業で利用する場合、何かトラブルが発生した際に自己責任で解決しなければなりませんので、その利用にあたっては大きなリスクがあります。一般的にはそのサポートを行ってくれるSIerやベンダーなどを利用し、リスク分散します。
MovableTypeの場合、シックス・アパートが開発を行っており、利用ライセンスもシックス・アパートから有償/無償で付与されますので、オープンソースではありません。またサポートもシックス・アパートが有償/無償で行っていますので、企業サイトにおいても安心して利用することができます。
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まとめ
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これまで様々な角度から企業サイトにおけるMovableType利用のメリットを解説してきました。もちろん、1つ1つのポイントに関しては、MovableTypeよりも素晴らしいサービスやアプリケーションがありますし、MovableTypeがすべての企業サイト作成に向いているわけではありません。
しかし、企業サイトに必要な様々なポイントが、非常に高い次元でバランスが取れているのがMovableTypeの最大の力だと筆者は考えています。それは、世界規模で多くの利用ユーザがいることからもいえるでしょう。
企業サイトの目的は、Webサイトの構築に高いコストをかけることでも、コンテンツの更新に苦労することでもありません。企業サイトの目的は、そのWebサイトがビジネスにプラスをもたらすことです。
そのためには、なるべく低コストで高品質なWebサイト構築/運営をする必要があり、それを現時点でもっとも簡単に行う方法の1つがMovable Typeだと思います。
Movable Typeコンテスト2006にも、Movable Typeを駆使したすばらしい企業サイトが数多くエントリーしています。ぜひみなさんもそれらのWebサイトを参考に、真の意味でビジネスにプラスになるWebサイト構築/運用を目指してください。
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著者プロフィール
GMO ホスティング & セキュリティ株式会社 大澤 貴行
ラピッドサイト事業本部 本部長 兼 商品企画部長
ホスティングブランド「ラピッドサイト」の責任者としてSaaSの1つの形であるアプリケーションホスティングやWeb 2.0をビジネスに取り入れたWeb2.0 on Businessなどの中小企業に向けた新しいホスティングサービスの提案、啓蒙活動を行う。
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著者プロフィール
GMO ホスティング & セキュリティ株式会社 中條 綾子
ラピッドサイト事業本部 マーケティング担当
ビジネスブログやイントラブログなど、ブログを中心とした活動を行う。MTコンテストの運営やアプリケーションサービスのリリースなどに携わる。
ラピッドサイト:http://www.rapidsite.jp/
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