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勝ち組に学ぶシステム導入事例
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第8回:すかいらーくがCTIシステムにBiz/Browserを採用した理由
著者:アクシスソフト   2007/1/11
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導入効果 - C/S型を上回る操作性を実現、情報共有などで業務効率も高まる

   すかいらーくの満足度も非常に高い。「旧システムでできたことができなくなった、という事態には、今のところ1度も遭遇していません。むしろ、従来のC/S型システムより操作性は大きく高まっているんです」(岩佐氏)。

   たとえば、従来は個別に立ち上げて使っていた複数のアプリケーションが1つに統合されたため、Webブラウザの中で切り替えるだけですべての作業をスムーズにこなせるようになったという。

   一方、星野氏は情報共有の効率化をメリットにあげる。「従来はオペレータ1人1人に紙で用意していた対応マニュアルを、Biz/BrowserでWeb化しました。食の安全や産地についての関心が高まった結果、お客様からの問い合わせは多様化し、件数も増えていますが、Web化で迅速な情報共有が実現しました」(星野氏)。

オンラインマニュアル
図3:オンラインマニュアル
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   さらに、新システムではスキルに応じて業務を分担することで、研修期間の短縮も実現しているという。「もっとも簡単な業務なら、2日ほどの初期トレーニングで、すぐに実務に就けます」(星野氏)。

   ある程度の規模を持った外食デリバリー事業者が業務を効率化する際、コールセンターによる受注処理の集中化は、今後必然になるだろうと岩佐氏は予想する。「当社ではオペレーター1人当たり、平均で10店舗の注文を受けています。人件費を圧縮できるのはもちろん、店舗が忙しくて注文を取り損なうこともありません」(岩佐氏)。

   旧来のC/S型システムやメーンフレームでは、経営戦略を迅速に実行したくても、システムが足かせとなることが多々あった。それをBiz/BrowserによってWeb化することで、レスポンスや操作性を損なうことなく、機動性を確保することができるのである。

   すかいらーくがBiz/Browserで手に入れたのは、スピードという武器だ。それは、生き馬の目を抜く熾烈な競争が繰り広げられる外食産業で、同社が今後もリードを保つための決定的なアドバンテージになるだろう。

株式会社すかいらーく
  • 1962年創業
  • 1970年、東京都国立にすかいらーく1号店をオープンして以来、1980年ジョナサン、1986年バーミヤンなど業態を拡大しつつ、全国的なチェーン展開で総合食レストラン業界を常にリードし続ける
  • 現在は売上高1兆円を目標に、デリバリー事業の強化をはじめ、地域に応じた差別化、新規ブランドの開発、そしてM&Aの積極展開など、戦略の多様化を推進している
  • 売上高3,793億円(2005年12月期実績)。従業員数51,742名(準社員含む、2006年6月末現在)。海外を合わせた店舗数は4,600店を超える

表2:ユーザプロフィール
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アクシスソフト株式会社
著者プロフィール
アクシスソフト株式会社
コンピュータの持つポテンシャルを高い技術により最大の付加価値で、「心ある製品」「心あるシステム」「心あるサービス」を提供することを目的とし、日々、技術・スキルの研鑽と向上進歩を心がけています。
URL: http://www.axissoft.co.jp/


INDEX
第8回:すかいらーくがCTIシステムにBiz/Browserを採用した理由
  外食デリバリーのCTIをBiz/Browserで刷新
  選定理由 - 開発生産性の高さを評価しBiz/Browserを採用
導入効果 - C/S型を上回る操作性を実現、情報共有などで業務効率も高まる