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| ビジネスの基本はe-business以前も以後も同じ。それでは何が変わったのか | ||||||||||
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お客様により良いサービスを提供する。より早くより革新的な製品やサービスを提供する。より効率的な経営を行い、ステークホルダーに利益を還元する。変化や競争の激しい市場であってもIBMはこうした取り組みを行い続けていました。 ビジネスにおいて「基本」となる戦略や目標は今も昔もかわらず、ここ10年で大きくかわった(進化した)のはビジネスを支える基盤技術やITインフラでしょう。IT機器は年々価格が下がる一方ですが、技術レベルと処理性能が向上しています。またインターネットは時間や場所の障壁をなくし、扱う情報の量や伝達速度が飛躍的に拡大しました。 以上のように、ITは当初の予想を超えて広がりを見せました。今や、ビジネスの世界においてもインターネットはなくてはならない基盤となり、ベンダー/サプライヤー/パートナーそしてお客様が柔軟かつ密接につながり、まさに24時間365日、いつでもどこでも利用できる便利な手段として定着しました。 いわば「オンデマンド・ビジネス」はすでに現実のものとなり、ITシステムの観点からみても地球規模のオープンな分散システムが出現していることを意味しているでしょう。 |
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| ITシステムの新しいパラダイムシフト「IBM System Agenda」 | ||||||||||
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IBMではビジネス環境、お客様のニーズや技術動向の先読みをし、ビジネスの形態を提唱してきました(表1)。そしてこれらをビジネス全体に発展させ「オンデマンド・ビジネス」を提唱し、そして今現在でも、オンデマンド・ビジネスを実現するための取り組みは続いています。
表1:ビジネス形態の提唱 IBMはeServerやTotalStorageなどの基盤となる製品技術の機能向上やソリューション開発に注力し、ビジネスの変革を支える基盤の強化を続けており、2005年7月にオンデマンド時代に向けて、新たなシステム・パラダイムを推進するために5年間にわたるITインフラ・システムの新たなコンピューティング・モデルと方向性を示す中期戦略「IBM Systems Agenda」を発表しました。 各企業がそれぞれに個別の技術を採用してきた結果として、システムが複雑になり、管理コストはあがり、企業間の連携は困難になっていました。このような激しい競争の時代に生き残るためには、企業間の変革と企業間の連携をスムーズに、有機的に、かつ加速的に推進することが重要です。 こうした企業のビジネス・バリュー・チェーンを超えた変革の実践にあたっては、現在の複雑なIT環境を仮想化技術により簡素化し、セキュリティーおよび可用性とITの経済性(運用・管理コスト)を向上させ、企業基盤を安定的に発展させることが求められます。さらに、企業内・企業間でのビジネス・プロセスを有機的に統合することにより、情報をリアルタイムに共有して従来の垣根を取り払われ、ビジネスのスピードは向上し、より即応性のある対応を行いことができるようになり、企業に競争力をもたらします。 オンデマンド・ビジネスを支えるこれからのITインフラは、サーバー、ストレージ、ネットワークなど、それぞれの要素を個々のコンポーネントとして捉えるのではなく、有機的な「システム」として捉え、ITインフラの全体最適化と柔軟かつ回復力を備えたものにしていく必要があります。IBM Systems Agendaは、これまでの企業のITインフラの枠組みを変え、企業間のコラボレーションを実現することにより新たなシステム・パラダイムを推進させるものです。つまり、IBM Systems Agendaは従来からの取り組みをさらに発展させ、現在を未来へとつなぎオンデマンド・ビジネスを強力に推進しています。 IBM Systems Agendaは「Virtualization(仮想化機能の強化)」「Openness(オープンへの取り組み)」「Collaboration(協業・連携)」を柱として立ちあげたのです。 |
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表2:IBM Systems Agenda |
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