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はじめに
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ユーザの要求の多様化、短期間・低コストでの開発、システムの複雑化などとシステム開発を取り巻く状況は常に変化しています。このような状況に対応するために、開発プロセスや開発手法を取り入れたり、海外の開発者との共同開発を行ったりするなどと、システム開発の現場も変わってきています。
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システムの概要
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今回紹介するシステムは基幹システムであり、ユーザ企業は製造業です。筆者はこの中でCMS連携という機能を中心に会計機能を担当しました。なおCMSとはCash Management Systemの略で、グループを形成する企業が資金を一元的に管理・運用するためのしくみであり、主に金融機関が提供しているサービスです。
今回のサービスの概要は図1のとおりですが、開発費用を抑えるために一部の開発を中国の開発者に委託していました。
図1:システムの概要
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システム構成
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システム構成は図2の通りです。開発言語はJavaが使われ、サーバOSにはLinuxを使用しました。
図2:システム構図
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スケジュール
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スケジュールは全体で1年間になり、筆者は要件定義の途中からプロジェクトに参加していました。
図3:スケジュール
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プロジェクト体制
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今回のプロジェクトでは、開発チームが機能ごとに4つのチームに分かれており、筆者は会計チームに所属していました。
図4:プロジェクト体制
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著者プロフィール
株式会社ビーブレイクシステムズ 鹿取 裕樹
オープン系ITコンサルタント。SAPジャパン社にて、ERP導入コンサルティングを行い、そのユーザ企業の現場でJava及びオープンソースの躍動を感じ、それらに興味を持つ。その後、会社を設立。オープンソース及びJavaを用いたシステム提案活動を行い現在に至る。専門分野はSAP R/3と連携するWEBシステムのコンサルティング。
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