野村総合研究所、「NRIオープンソースマップ（2007年4月版）」を公開
オープンソースフレームワークシステム管理ツール
2007/5/23 18:30
開発フレームワーク、システム管理ツールを新たに追加
野村総合研究所は5月23日、オープンソースソフトウェア（以下、OSS）の活用、導入を検討している企業の選別基準となるべく様々なOSSをレーティングした「NRIオープンソースマップ（2007年4月版）」を作成したと発表した。
オープンソースマップ
（画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します）
今回は、昨年8月に公開した同マップの対象である11のOSS（アプリケーションサーバおよびSOAミドルウエア）に、開発フレームワークやシステム管理ツールなどを加え、範囲を17の分野に拡大したという。2007年4月時点の公開情報を基に「成熟度」と「プレゼンス」の2つの軸でレーティングを行ったとのこと。
その結果から、今回新たに調査に加わった「Struts」「Spring Framework」「Hibernate」「Nagios」が「成熟度」「プレゼンス」ともに企業システムでも十分に機能するOSSとして高いレベルにあると分析している。また前回に引き続き「JBoss Application Server」「Apache Tomcat」は高い評価を得ている。
今後高評価が期待できるものとしては、高い生産性を誇るWebアプリケーションフレームワークである「Ruby On Rails」とJava EE5に対応したアプリケーションサーバ「GlassFish」およびアプリケーションフレームワーク「JBoss Seam」の3つをあげている。
同社では、今後も継続的に「NRIオープンソースマップ」を更新・公開していくとともに、レーティング対象のOSSを拡大していくという。
＊図オープンソースマップ中の「全体的にAPサーバ、開発フレームワークの成熟度が高い（個別評価は次ページ）」を削除します。（2007/05/31）
（ThinkIT編集局 曽我 一弘）
