
野村総合研究所、オープンソースソフトウェア支援サービス「NRIオープンソース救急センター」を開始
OSSNRI支援サービス
2007/5/16 14:00
オープンソースソフトウェアに関わるシステム障害の解決を支援
野村総合研究所は5月16日、オープンソースソフトウェアを導入している企業向けに、システム障害の解決や安定稼働を支援する「NRIオープンソース救急センター」サービスを開始した。
同社によると、オープンソースソフトウェアは企業システムへの導入が増加しているが、ソースコードを解読して問題を解決できるエンジニアは限られており、トラブルが発生した際の対応に苦労している企業が多いという。
今回開設した「NRIオープンソース救急センター」では、OSやデータベースをはじめ、約30種類のオープンソースソフトウェアをサポートし、個々のソフトウェアのソースコードを熟知した技術者によってシステム障害の解決とその後の安定稼動を支援するとのこと。これによって、ユーザ企業は高度な専門技術者を擁することなく、オープンソースソフトウェアを使用したシステム障害の際に迅速な対応を行えるようになる。
同センターでは、以下の3つのレイヤでサービスを提供する。
- 救急サービス
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- システム障害が起きた際に、エラーログやパラメータファイルの調査を実施し、暫定対策を提示してすみやかに障害復旧を支援する。価格は99万円から。
- オープンソースドックサービス
- システム障害の再発を防止するために、根本原因を調査・報告する。また、顕在化していない問題点を洗い出すため、性能ボトルネックの調査やパラメータ設計のチェックを行う。価格は個別見積となる。
- 定期メンテナンスサービス
- システム障害の予兆を早期に発見するため、定期的な検査を行う。また、エラーや障害が発生した時には、障害の規模に関わらずインシデント(問い合わせ回数)無制限で対応する。価格は対象のオープンソースソフトウェアによって異なる
同社では今後、対象となるオープンソースソフトウェアを随時追加していく予定とのことだ。
(ThinkIT編集局 神保 暢雄)