チェンジビジョン、システム設計ツールへと進化した「JUDE/Professional 3.2」を発表
UMLモデリングシステム設計ER図
2007/2/22 18:40
データ設計のためのER図をサポート
チェンジビジョンは2月22日、システム設計ツール「JUDE/Professional 3.2」を発表した。発売開始は2月28日からで、1ユーザライセンスの価格は2万9,400円。
今回のバージョンアップについてチェンジビジョン 代表取締役 社長の平鍋 健児氏は「これまでJUDE/ProfessionalはUMLモデリングツールとして提供されていたが、今回のバージョンアップによりデータ設計を行うためのER図作成機能を追加し、新たにシステム設計ツールへの『脱皮』をはかった。これは、実際に同製品を利用しているユーザから寄せられた意見を基に、開発を進めた結果だ」と語った。
チェンジビジョン 代表取締役 社長 平鍋 健児氏
さらに平鍋氏は「今回のバージョンは2007年5月に予定している次期メジャーバージョンアップに向けたプレバージョンとして位置づけた製品で、今回のER図をより業務へ近づける他、業務を明確化するためのワークフロー対応などを行っていく」と意欲を見せた。
JUDE/Professional 3.2の主な新機能は以下の通り。
- ER図の作成(図の編集/ドメインの対応/SQL出力)
- JUDE-APIの拡張(アクティビティ図モデルの参照API/シーケンス図モデルの参照API)
- マインドマップの分割機能
- シーケンス図のメッセージの付け替え
- リプライメッセージの自動追加モード
JUDE/Professional 3.2で追加されたER図の作成機能
また時期メジャーバージョンのJUDE/Professional 5.0では以下の機能を追加するとしている。
- ER図機能の強化(エンティティ定義書出力/マインドマップからエンティティの作成/URLモデルとERモデルの相互変換)
- 業務フロー作成
- 複数プロジェクトのモデル間の関連管理
- 外部ツール起動
平鍋氏によると、バージョン3.2では主にIT領域での作業をカバーしているが、バージョン5.0からはIT領域に加え、業務領域についてもサポートできるようになるとのことだ。
バージョン3.2とバージョン5.0の適応範囲の違い
なおJUDE/Professional 3.2を購入したユーザは、購入時に付与される1年間サポートにより、バージョン5.0へ無償アップグレードできるとしている。
同時に「システム設計ツール導入キャンペーン」の実施についても発表が行われた。これは2月28日から3月末までの期間、標準価格46万円の20ユーザライセンスパックを40万円で提供するものだ。
(ThinkIT編集局 神保 暢雄)