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オラクル、グローバルビジネスに適した「Oracle E-Business Suite Release 12」を発表

オラクルグローバル化会計管理

2007/2/13 12:45

2007年はグローバル化が大きなテーマに

日本オラクルは2月9日、2月1日に発表した「Oracle E-Business Suite Release 12」の製品説明会を行い、今後の事業戦略もあわせて明らかにした。

まず、同社 執行役員 アプリケーションマーケティング本部長 藤本 寛氏は「昨年度(6月〜11月)は会計、人材などの分野において大規模案件の受注が増加しており、販売が倍増している」と順調な業績をアピールした。これは会計管理や人材管理などの分野に重点を置く戦略が功を奏したためといい、「今後は標準インタフェースによる製品のインテグレーションにも注力する」と意欲をみせた。また「今年から来年にかけてはグローバル化を大きなテーマに展開していく」と強調した。

執行役員 アプリケーションマーケティング本部長 藤本 寛氏

執行役員 アプリケーションマーケティング本部長 藤本 寛氏

続いて、アプリケーションマーケティング本部 ERM/SCMビジネス推進部 ディレクター 大本 修嗣氏がOracle E-Business Suite Release 12について「あらゆる企業規模の業種・業界に対応できる製品だが、特にグローバルに展開する企業や複雑で多岐にわたるシステムを抱える企業において効果を発揮する」と紹介した。

アプリケーションマーケティング本部 ERM/SCMビジネス推進部 ディレクター 大本 修嗣氏

アプリケーションマーケティング本部 ERM/

SCMビジネス推進部 ディレクター 大本 修嗣氏

同製品は2,400以上の新機能を追加している。経営層・管理者に向けた統合された情報のレポートの提供によるグローバルな意思決定の支援を行う機能や、複数のプロジェクト/グループの会計を一箇所でリアルタイムで確認できる機能によってグループ全体の一元的な会計管理などを実現しているという。また統合的な運用管理ツールを提供しており、アプリケーションやミドルウェア、ハードウェア、データベースなど、全システムを単一コンソールから管理できるようになるため、問題の早期発見/解決が可能になるとのこと。

大本氏は「企業は同製品を新たな成長エンジンとして来年度の武器とすることができるだろう」と自信をみせた。

問い合わせ先

日本オラクル株式会社

URL:http://www.oracle.co.jp/

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(ThinkIT編集局  千本松 歩)