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オラクル、「Applications Unlimited」世界同時開催

オラクルSOAミドルウェア

2007/2/1 17:00

主要アプリケーション5製品の最新版提供を発表

オラクル・コーポレーションは2月1日、グローバルイベント「Applications Unlimited」を開催し、「Oracle E-Business Suite Release 12」「PeopleSoft Enterprise Release 9.0」「Siebel CRM 8.0」「JD Edwards EnterpriseOne 8.12」「JD Edwards World A9.1」の5つの製品の最新版を発表した。既存のユーザは無償でこれらのアップグレードを利用できるという。またこれらの製品はすべて「Oracle Fusion Middleware」での動作保証をしており、製品間の緊密な連携が可能だという。

最新版がリリースされた5製品

最新版がリリースされた5製品

同社社長のチャールズ・フィリップス氏は、「3年間かけた買収後、オラクルでは永続的なサポートによりユーザを『守る』、ソフトウェアごとに新しい機能を『拡張する』、Oracle Fusion MiddlewareによるSOAを実現するなど『進化する』ということを続けている」と強調した。さらに「今回のアップグレードはユーザの要求や意見を収集しそれに応える形で機能を追加している」と顧客主導の機能強化であることをアピールした。

オラクル・コーポレーション 社長 チャールズ・フィリップス

オラクル・コーポレーション 社長 チャールズ・フィリップス

同社アプリケーション開発担当シニア・バイスプレジデント ジョン・ウーキーは「オラクルのユーザの94%がアップグレードをするという実績がある。今回はユーザが必要なアプリケーションをユーザが望むタイミングでアップグレードできるという選択の自由を実現した」と話した。

さらに「オラクルのデータベースとFusion Middlewareによって、包括的なアプリケーションの管理・統合やXMLベースのレポート機能など次世代技術を提供する。今後もオラクルはすべての製品に対して永続的改革を行っていく。むしろ『Innovation Unlimited』だ」とオラクルの今後の展望を語った。

なお、独立系ソフトウェアベンダー(ISV)は「Oracle Fusion Middleware」を共通の統合基盤とすることで、自社のアプリケーションとオラクル製品の統合を行える「ワンストップインテグレーション」を実現できるようになったことを発表。これによりユーザは、標準準拠のSOAソリューションを活用できるようになるという。

問い合わせ先

日本オラクル株式会社

広報部

TEL:03-6238-8179

URL:http://www.oracle.co.jp/

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(ThinkIT編集局  千本松 歩)