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意外と簡単!? Oracle Database 10g〜データベース構築の基礎編 |
第4回:運用方式をアーカイブログ・モードに変更する
著者:日本オラクル 2007/7/17
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データベースの運用モード
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Oracle では、データベースの運用方法として、「アーカイブログ・モード」と「ノー・アーカイブログ・モード」の2つの方法があります。これらは以下のような特徴があります。データベースを作成した時点では、デフォルト設定として「ノー・アーカイブログ・モード」に設定されています。
- アーカイブログ・モード
- 障害発生時に最新の状態までリカバリすることが可能
- ノー・アーカイブログ・モード
- 障害発生時は、バックアップ取得時点までリガバリすることが可能
表1:データベースの運用方法
ポイント
デフォルトでは、フラッシュ・リカバリー領域にアーカイブ・ログが作成されます。フラッシュ・リカバリー領域が足りなくなると、アーカイブ・ログが作成できずに、トランザクションが停止します(ORA-16014)。適切なフラッシュ・リカバリー領域サイズの設定と、リカバリ・マネージャーにて定期的にバックアップし、不用なファイルを削除してフラッシュ・リカバリー領域の空き領域を維持するようにしてください。
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実習:運用方式をアーカイブログ・モードに変更する
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今回は、システム要件として「障害時に最新の状態まで戻せる」という可用性要件であると想定して、Enterprise Managerを利用して運用モードを変更してみましょう。
1.それでは、アーカイブログ・モードを変更します。ホーム画面より「高可用性」の「使用可能なフラッシュ・リカバリ領域」の右のリンクをクリックしてください。
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
2.「リカバリ設定の構成」の画面が表示されます。メディア・リカバリのARCHIVELOG のチェックボックスにチェックを入れ、「適用」をクリックします。
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
3.変更を適用するためにはデータベースの再起動が必要となるため、確認の画面が表示されますので、「はい」をクリックしてください。
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
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意外と簡単!? Oracle Database 10g Release2 - Windows版
本連載は、日本オラクルのOracle Technology Network(OTN)サイト上に掲載されている「意外と簡単!?」シリーズにある「意外と簡単!? Oracle Database 10g Release2 - Windows版」からの転載記事です。「意外と簡単!?」シリーズは、Oracle Database 10gを利用してこれからシステムを構築及び開発されていく方向けに、初心者の方でも分かり易いように「ステップ・バイ・ステップ」での説明を基本とした構成になっております。
「Oracle Database 10g Release2」編はOracle Database 10g Release2を使用してこれからシステム構築を行い、運用していく方向けの資料です。初心者の方でも容易に構築/運用ができるよう全編にわたり極力GUIツールを利用して解説しています。
また、開発に関連する資料については、サンプル・アプリケーションの提供を基本としており、より具体的な内容にて情報を提供しております。
「意外と簡単!?」シリーズが、Oracle Database 10gをご利用する一助になれば幸いです。
http://otn.oracle.co.jp/easy/index.html
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