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| 各種ツールで運用・監視の手間を削減 | ||||||||||
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Webサービスは、サービスそのものを作るよりも運用の方がコストがかかるといわれています。このため、コストを削減するには運用部分を極力自動化する必要があります。 そこで今回はオープンソースソフトウェアを利用し、コスト削減と運用監視の両面を目的とした手法を紹介します。 |
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| どこに着目してサーバを監視するのか | ||||||||||
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一口に「監視」といっても、サーバを運用する際に注目すべき点は様々です。実際にウノウでは、以下のような項目を監視しています。
表1:サーバ運用に最低限必要な監視項目 ではそれぞれの監視を行う際のポイントについて、Red Hat系のディストリビュージョンを例にみていきます。 |
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| 日々のアップデートの監視 | ||||||||||
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最近のLinuxは、オンラインでパッケージをアップデートできる仕組みを持っています。Red Hat系のディストリビュージョンでは「yum」、Debian系では「apt」といったソフトウェアがそれにあたります。 これらのソフトウェアを利用し、日々のアップデートを自動監視するにはcronジョブに登録を行います。 RedHat系のOSでは、毎日1回実行されるcronジョブは以下のように/etc/cron.daily/に保存されています。
% ls /etc/cron.daily/
このディレクトリにはログのローテーションやlocateコマンドのデータベースをアップデートするといったプログラムが含まれています。日々のアップデートの監視には「yum.cron」を利用します。以下は標準的な設定です。
% cat /etc/cron.daily/yum.cron
それぞれの行で指定されているオプションについては以下のような意味があります。
表2:yumのオプション このようにアップデート確認を自動化しておけば、必要なときに管理者権限でyum updateコマンドを実行することでアップデートを行うことができます。 しかし、アップデートの際にはglibcなどのアップデートを行った後に再起動を要するライブラリなどもあるため、ウノウでは以下のように変更しています。
% cat /etc/cron.daily/yum.cron
「check-update」はアップデートをチェックして表示してくれます。cronでの出力は通常メールとして配信されるため、あらかじめroot宛のメールを管理者が通常利用するメールアドレス宛に送信するように設定しておきます。
% cat /etc/aliases
このように設定しておくことで、以下のような更新すべきパッケージの情報が毎朝メールされるようになります。
メールの内容
内容を確認したら、以下のように実際のアップデートを行います。
% yum update -y crontab rsync
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