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第7回:RPM/debパッケージを用いたZABBIXのインストール
著者:ZABBIX-JP  寺島 広大   2007/3/22
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RPM/debパッケージを用いたZABBIXのインストール

   今回は、無償ディストリビューションからFedora Core 6とUbuntu 6.10を取り上げ、RPM/debパッケージを用いたZABBIXのインストール方法を解説します。

   また、今回の記事を執筆するにあたって、CentOS 4.4および国内で主に利用されている商用ディストリビューションであるRed Hat Enterprise Linux 4、MIRACLE LINUX V4.0に利用できるRPMパッケージを作成しました。これらのパッケージを用いたインストール方法はディストリビューションによらず同様であるため、代表してCentOSを用いた手順を紹介します。

Fedora Core 6

   Fodora Coreを利用する場合は、Fedora ExtrasリポジトリにZABBIXのパッケージが含まれるため、yumコマンドを利用してインストールすることができます。執筆時点で利用できるバージョンは、最新の安定版であるZABBIX 1.1.6です。


ZABBIXサーバのインストールと設定

   ZABBIXサーバのインストールを行うには、以下のコマンドを実行します。関連するパッケージも同時にインストールされますが、MySQLサーバだけはインストールされないため、同時に指定してインストールする必要があります。

# yum install zabbix mysql-server

   インストール終了後にMySQLサーバを起動し、ZABBIXサーバ用の初期データをインポートします。

# /etc/init.d/mysqld start
# mysql -uroot

mysql> create database zabbix;
mysql> exit

# mysql -uroot zabbix < /usr/share/doc/zabbix-1.1.6/mysql/schema.sql
# mysql -uroot zabbix < /usr/share/doc/zabbix-1.1.6/data/data.sql
# mysql -uroot zabbix < /usr/share/doc/zabbix-1.1.6/data/images.sql

   ZABBIXサーバの設定ファイルは「/etc/zabbix/zabbix_server.conf」です。データベース名が上記と異なる場合や、データベース接続ユーザ/パスワードを独自に設定した場合は、必要に応じて修正するようにしてください。

   ZABBIXサーバを起動するには、以下のコマンドを実行します。

# /etc/init.d/zabbix start


Webフロントエンドの設定

   Webフロントエンドのインストールは以下のコマンドを実行します。

# yum install zabbix-web

   WebフロントエンドのHTMLとPHPファイル群は「/usr/share/zabbix/」以下にインストールされます。データベースを上記の手順と同様に設定している場合は、特に設定を変更する必要はありません。上記とは異なる場合は「/usr/share/zabbix/include/db.inc.php」の先頭にあるデータベース設定を変更してください。

   Apache用の設定は「/etc/httpd/conf.d/zabbix.conf」にインストールされています。こちらも特に設定を行う必要はありません。

   以下のコマンドを実行し、Apacheを起動すれば完了です。

# /etc/init.d/httpd start

   以下のURLでWebフロントエンドにアクセスすることができます。

http://localhost/zabbix

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ZABBIX-JP 寺島 広大
著者プロフィール
ZABBIX-JP  寺島 広大
システムインテグレーション、ネットワーク運用管理を経験後、現在は某Linuxディストリビュータに勤務。顧客の監視システム構築の際にZABBIXを知り、仕事の傍らZABBIX-JP Webサイトの作成、管理を行っている。


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第7回:RPM/debパッケージを用いたZABBIXのインストール
RPM/debパッケージを用いたZABBIXのインストール
  ZABBIXエージェントの設定
  Webフロントエンドのインストールと設定