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解答
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1ページ目の問題の解答を掲載します。解答には、問題の正解やその理由だけでなく、用語や重要事項などが詳しく解説されています。
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第1問の解答: B
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インクリメント演算子、デクリメント演算子の前置、後置に関する問題です。04行目の条件式、++i == 0 は、iに1を足した結果の1と、0を比較しています。結果はfalseとなり、while文の処理は実行されずに終了します。したがって、Bが正解です。
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第2問の解答: C
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後判断ループに関する問題です。do{ }ブロックの処理を実行後、条件式の評価を行います。条件式では、iに1を足したあと、3より小さいかどうかを比較しています。したがって、Cが正解です。
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第3問の解答: A、C
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各選択肢に関する説明は以下のとおりです。
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A. |
finallyブロックは必要に応じて定義します。記述は誤りです。 |
B. |
catchブロックには、発生する可能性がある例外のクラスを定義します。複数定義することも可能で、実行されるのは1つです(該当する例外が定義されている場合)。正しい記述です。 |
C. |
RuntimeExceptionクラス、もしくはそのサブクラスの例外に対する処理は必須ではありません。記述は誤りです。 |
D. |
Exceptionクラス、もしくはそのサブクラスの例外に対する処理は必須です。正しい記述です。 |
E. |
finallyブロックを記述すると、例外発生の有無に関わらず、必ず実行されます。正しい記述です。 |
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誤りを指摘する問題なので、AとCが正解です。
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第4問の解答: E
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04行目のbadMethodメソッドを呼び出すと、RuntimeExceptionクラスの例外が発生します。
catchブロックではExceptionクラスの例外をキャッチしていますが、RuntimeExceptionクラスとExceptionクラスは以下の図のような関係となっていて、RuntimeExceptionクラスの例外は、05行目のcatchブロックで処理されてしまい、07行目には制御は移りません。そのため、コンパイル時に「到達不能コード」というエラーが発生します。したがって、Eが正解です。
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第5問の解答: D
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14行目でExcepiton例外を発生させ、throwしていますが、13行目でメソッドの宣言文にthrows Exceptionの記述がありません。Exceptionクラスとそのサブクラスの例外は、例外処理が必須です。例外処理を行わない場合は、コンパイルエラーが発生します。
例外処理が必須である例外が発生する際は、メソッドの宣言時にthrowsキーワードを用いて、例外が発生する可能性があることを明示するか、メソッド内でtry-catch文を用いて例外処理を行います。したがって、Dが正解です。
13行目以降が以下のいずれかであれば、コンパイルは成功します。
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13 : public static void badMethod() throws Exception {
14 : throw new Exception();
15 : }
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13 : public static void badMethod(){
14 : try {
15 : throw new Exception();
16 : } catch(Exception e) {
17 : }
18 : }
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書籍紹介 徹底攻略Java 2プログラマ問題集 Platform 1.4対応
SUN Java認定コースを担当する著者が臨場感ある問題と解説を書き下ろし!出題傾向をカバーする精錬問題を豊富に用意しているので、短期間で効率よく学習できます。実際の出題傾向を問題に盛り込むほか、詳しい解説をそれぞれ用意。単純な正否だけでなく、選択肢ごとになぜこれが正しいか、誤っているかその根拠をていねいに紹介しています。最終章の総仕上げ問題で試験の模擬対策も万全です!
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販売価格:3,360円(税込)
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著者プロフィール
八木 裕乃
株式会社CSK 教育サービス事業部に所属。現在は、Java、UMLを利用したオブジェクト指向系の開発講座のコース開発からインストラクションまでを担当。Javaとはα版からの付き合いでそろそろ10年来となる!?取得資格:SJC-P、SJC-WC、OCUP Foundamental、MCSD、オラクルマスターなど著書:「マイクロソフト認定技術資格試験 MCP/MCSE必須用語辞典」(アスキー)
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著者プロフィール
明壁 敦子
株式会社CSK 教育サービス事業部に所属。Java、UML、XML、オブジェクト指向、Webアプリケーション開発などの教材作成および講義を担当。Sun認定Javaインストラクタとしては、自らがJavaの習得に苦労した経験から、初心者でも解りやすい講座を心がけている。取得資格:SJC-P、SJC-WC、OCUP Fundamentalなど
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監修者プロフィール
須澤 秀人
株式会社CSK 教育サービス事業部に所属。Java、UML、XML、ASP.NET、C、C++などの教材作成および講義を担当。「よく食べよく寝る」が座右の銘。取得資格:SJC-P、SJC-WC、OCUP Fundamentalなど著書:「dBASE?PLUSパーフェクトマスター入門編」(秀和システム)、「基本情報技術者 午後 Java スーパー攻略」(秀和システム・共著)など
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編者プロフィール
株式会社ソキウス・ジャパン
クォリティ・メディア・カンパニーを標榜する出版社。2001年11月設立。2002年10月より株式会社インプレスと協業し、これまで30冊近い「徹底攻略問題集」を編纂する。また、自社で月刊「オープン・エンタープライズ・マガジン」を発行、発売している。
http://www.sociusjapan.co.jp/
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INDEX |
第2回:制御文、アサーションと例外処理(1) |
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問題
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解答
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