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第2回:iReportに触れる
著者:ビーブレイクシステムズ  横井 朗   2005/3/11
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iReportに触れる

   それでは、必要な設定を行い、iReportによる帳票作成の流れを見て行きます。
インストール

   インストールはiReportのプロジェクトページ(http://ireport.sourceforge.net/)からiReport-0.4.1.zipをダウンロードして、任意のディレクトリに解凍するだけで完了です。解凍したディレクトリのiReport.batを実行するとiReportが起動し、図1の画面が表示されます。

iReportの起動画面
図1:iReportの起動画面


   なお、本連載では表1の環境を使用しています。

  • OS:Windows XP Professional
  • iReport:バージョン 0.4.1
  • JasperReports:バージョン 0.6.4(iReportの0.4.1に含まれているもの)
  • JDK:Java2 SDK 1.4.2_06
  • PDFビューア:Acrobat Reader 6.0
  • データベース:PostgreSQL 7.4.6

表1:実行環境



初期設定

   初めに、iReportのメニューを日本語に設定します。メニューから「Tools→Options」を選択し「General」タグを選択します。「Language」で"日本語"を選択し、「Apply」を押すとメニューが日本語になります(図2)。「Save」を押して設定を保存しておくと次回起動時からはメニューが日本語になります。

日本語の設定
図2:日本語の設定


   次に、帳票の出力結果を確認するための設定を行います。本連載ではPDFで出力を確認しますのでメニューから「ビルド」を選択し「PDF プレビュー」にチェックします。次に、メニューから「ツール→オプション」を選択し、「External programs」タグを選択します。「PDF Viewer」に、使用するビューアの実行ファイルへのパスを設定します(図3)。

PDFビューアの設定
図3:PDFビューアの設定


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ビーブレイクシステムズ
著者プロフィール
株式会社ビーブレイクシステムズ  横井 朗  
オープンソース指向技術コンサルタント。Java専門のソフトウェアハウス〜フリーエンジニアを経て現職。帳票開発のみならず、オープンソースを用いたシステム構築を日々提案。なによりもお客様の真のニーズを求めるため社内外でオープンソースに関する啓蒙活動を行う。


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