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第8回:そもそもSE、プログラマってどんな人?

著者:システムクリエイト  田中 徹   2005/1/14
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データベース技術者

   PCの性能向上により、データの集合体を効率的に、かつ大容量を扱えるようにデータベースは進歩してきました。機能が進歩すれば、完璧に近く使いこなすこと、理想通りのデータベース設計、チューニングを行うにはやはり専門の技術者が必要になってきました。

   情報処理技術者試験でもデータベーススペシャリストというものがありますし、特定のデータベースを対象に、その開発元が認定するOracleマスターやDB2グローバルマスターのような資格制度もあります。

   そこそこのプログラマなら、またSEと呼ばれる人たちならデータベース設計はできます。ただし、システムに取り込まれ、実用に耐えうる設計ができるかというと、システムの規模が大きくなればその差は歴然と出てきます。


Webデザイナー

   最近のホームページはアニメーションなどで動きがあるものや、音楽が流れるもの、また、見た目のデザインだけで見る人をひきつけるものがたくさんあります。こういう場で活躍するのがWebデザイナーと呼ばれる人たちです。プログラミングスキルより、センスを要求される仕事です。


開発集団はチーム

   システム開発の環境が多様化し、特にネットワークやデータベースといったものが充実、強化されると、それに伴って専門職の技術者が誕生しました。全ての技術者が同じ方向を向いていたり、同じスキルを身に付けるわけではなくなってきたのです。 プロジェクトリーダであるSEを頂点とし、多数のプログラマを開発要員に含め、数名の専門職を入れて開発チームを構成します。

   発注担当者がITスキルを身に付けるなら、どんな勉強法より、こういった技術者とコミュニケーションを取ることをお勧めします。彼らは開発のプロですから、自分の専門分野に対する情報収集力は確かであり、常にスキルアップを考えているからです。


発注担当者

   それでも他から知識を得たいと思ったら、IT系の専門雑誌を読んでください。こういった雑誌の中から分かることは、今後の主力となるデータベースや言語、OSといった時代の流れを読むことができます。私(筆者)もSEとして、システムコンサルタントとして発注側の担当者とお話をする機会があれば、こういった雑誌を、所属する部署で定期購読することを勧めています。

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著者プロフィール
システムクリエイト有限会社  田中 徹
代表取締役。1963年生まれ。MS-DOS時代から、汎用機−PCでのデータ送受信を行ってのチャート(金融業)、表・グラフ描画(財務系)などのシステム開発を行う。 社内人事管理(勤怠・人材活用)、流通業、制御系の分野や集計業務なども手掛ける。ソフトウェアハウスや大手開発会社まで多数の現場で開発を経験し、33歳で独立。現在は各業種・分野でSEとして、またシステムコンサルタントとして活動中


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第8回:そもそもSE、プログラマってどんな人?
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