さらに、Linuxカーネルなどオペレーティングシステムにかかわる高い技術力をもってベンダーとディトリビューションメーカーをつなぐ日本のVAリナックス(VA Linux Systems Japan)や、さまざまなオープンソースソフトウェアに精通し、組み合わせを検証するという米国のスパイクソース(SpikeSource)などのベンチャー企業が出てきたことも、Linuxをはじめとするオープンソースソフトウェア市場が発展しているひとつの証だと言える。
2005年 2003年に会社更生法を申請し、その後復活していた仏マンドレーク(Mandrakesoft)がブラジルのコネクティバ(Conectiva)との提携を発表。スパイクソース(SpikeSource)がOSSの組み合わせを保証するというビジネスモデルで注目を浴びる。ソフトの知的財産を管理する米ブラックダック・ソフトウェアの国内代理店としてテンアートニが契約。住商情報システムが日本のVA Linux Systems Japanの筆頭株主に。Linuxビジネスは再び勢いを増し、事業モデルの多様化が進行している。
書籍『Linux白書2001-2002』ほか各種ニュースサイトを参考に編集部で作成
注:2000年までのVA Linux(米)と、2005年のVA Linux Systems Japan
(日本)とは、現在、直接の資本関係はない。