TOPサーバ構築・運用> コマンドの例
CentOS
CentOSで始めるサーバ構築入門

第2回:CentOSのコマンドは難しくない!

著者:オープンドリーム  小山 健二   2007/6/14
前のページ  1  2  3  次のページ
コマンドの例

   ここで、簡単なコマンドをいくつか紹介していきます。コマンドには様々なオプションがセットで存在し、そのコマンドの実行対象や強制度合いなどの詳細を指定することができます。ここではコマンドの簡単な紹介のみにとどめておきますが、詳細を知りたい方は下記の「man」コマンドを実行してマニュアルを確認してください。

   ここで紹介したコマンドはほんの一部に過ぎません。オプションの組み合わせも考慮すると膨大な種類になりますが、必要な場面で実際に使っていくうちに自然と身についていきますので、焦らず1つずつ覚えていきましょう。

man(manual)

   コマンドに限らず、各種マニュアルを閲覧することができます。例えば「man コマンド名」で実行することにより、コマンドや使用可能なオプションの詳細が表示されます。もとの画面に戻るときは「q」を押してください。

入力例
$man man

実行結果
実行結果(マニュアルコマンドのマニュアルが表示される)
図1:実行結果(マニュアルコマンドのマニュアルが表示される)
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)


pwd(present working directory)

   カレントディレクトリ(現在の作業ディレクトリ)の位置を表示するコマンドです。

入力例
$ pwd

実行結果
/home/koyama


mkdir(make directory)

   新たにディレクトリを作成します。

入力例
$ mkdir opendream

実行結果
カレントディレクトリ内に「opendreamディレクトリ」が作成されます。


cd(change directory)

   作業ディレクトリを変更します。

入力例
$ cd opendream

実行結果
作業ディレクトリを「カレントディレクトリ内のopendreamディレクトリ」へ変更します。

入力例
$ cd ../

実行結果
作業ディレクトリを「カレントディレクトリの1階層上のディレクトリ」へ変更します。


date(date now)

   現在の年月日、時刻を表示します。

入力例
$ date

実行結果
2007年 6月 7日 木曜日 17:30:45 JST

前のページ  1  2  3  次のページ


株式会社オープンドリーム 小山 健二
著者プロフィール
株式会社オープンドリーム  小山 健二
トレーナー
私立校の数学教師、教育事務を経て、この世界へ入り込むという異色の経歴の持ち主。教師と教育事務で培った教育観を技術教育の場に還元し、「とりあえずやってみようか?」の社風の下、仕事を仕事と思わないくらいに、のびのびと研究・開発そしてメインの教育事業に従事している。今のマイブームはRuby on RailsとJava。ソースコードの量が両極端な二者間で大いに揺れている。


INDEX
第2回:CentOSのコマンドは難しくない!
  Linuxには不可欠なコマンド操作
コマンドの例
  シェルスクリプトとは