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SUSE Linux Enterprise Server
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第2回:インストールは完璧!

著者:ノベル   2007/7/12
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YaSTによるインストール設定

   YaST(Yet another Setup Tool:ヤスト)が起動し、ライセンス確認画面が表示されます。ライセンスの内容を確認した後、「はい、ライセンスに同意します」をチェックし、「次へ(N)」ボタンをクリックしてください。
YaST(ライセンス確認ダイアログ)
図7:YaST(ライセンス確認ダイアログ)
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参考情報
以後の設定/インストールのすべてにYaSTが使用されます。

   インストールモードの選択画面が表示されますので、「新規インストール(I)」を選択し、「次へ(N)」ボタンをクリックしてください。

YaST(インストールモード選択)
図8:YaST(インストールモード選択)
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   次に、時刻とタイムゾーンの設定画面が表示されます。地域が「アジア」、タイムゾーンが「東京」に設定されていることを確認し、「次へ(N)」をクリックしてください。

YaST(時刻とタイムゾーン選択)
図9:YaST(時刻とタイムゾーン選択)
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参考情報
SLES10の時間帯のデフォルト値は、Windowsがインストールされていない機材では世界協定時間(UTC)となります。

   インストール設定の画面が表示されます(図10)。

YaST(インストール設定)
図10:YaST(インストール設定)
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   図10の設定画面ではパーティションやソフトウェアのデフォルトが表示されますので、確認してみましょう。これらはインストール後に、確認することも可能です。

   今回はXenを使いますので、標準ソフトウェアに加え、Xenの動作に必要なソフトウェアもインストールします。まず「ソフトウェア」リンクをクリックしてください。するとソフトウェアの選択およびシステムタスクの画面が表示されます(図11)。

YaST(ソフトウェア選択)
図11:YaST(ソフトウェア選択)
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   ここで「Xen仮想マシンホストサーバ」チェックボックスをチェックし、「了解(A)」ボタンをクリックしすると、インストールの設定画面に戻ります。ソフトウェアの一覧に「Xen仮想マシンホストサーバ」が追加されていることを確認し、「了解(A)」をクリックします(図12)。

YaST(インストールの設定)でXen仮想マシンホストサーバの確認
図12:YaST(インストールの設定)でXen仮想マシンホストサーバの確認
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   以上でインストールの設定が完了しました。インストール確認のダイアログが表示されますので、「インストールする(I)」ボタンをクリックし、インストールを開始します。

YaST(インストール確認ダイアログ)
図13:YaST(インストール確認ダイアログ)
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   下図のようにインストールが進行します。

YaST(インストールの進行状況)
図14:YaST(インストールの進行状況)
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   インストールのファーストステージが終了すると自動的に再起動し、ブートメニューが表示されます。そのまましばらく待つか、「SUSE Linux Enterprise Server 10」を選択して「Enter」キーを押すと、セカンドステージに進みます。

ブートメニュー
図15:ブートメニュー
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

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INDEX
第2回:インストールは完璧!
  SUSE Linux Enterprise Server 10のインストール
YaSTによるインストール設定
  SLES10インストール後の設定