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第3回:アプリケーション連携によって柔軟な対応ができる「Exchange Server」

編者:ThinkIT
協力:マイクロソフト   2007/3/1
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コンテンツ管理基盤「SharePoint Server」

   組織で共有するドキュメントやチーム内で行ったやり取りを保存して、すべての情報を検索できる場所を持つことは、どの組織にとっても重要である。エンタープライズ向けのコンテンツ管理基盤であるOffice SharePoint Serverは、文書管理ライブラリとともに、企業ネットワーク内の情報を横串で検索できる強力なエンタープライズ検索機能を実装しており、情報の共有を後押しする。
SharePointのドキュメントライブラリ
図5:SharePointのドキュメントライブラリ
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)


ビジネスプロセス基盤としての「SharePoint Server」

   ビジネスプロセスは、作業フローやプロセスフローの一部としてユーザが参加するので、人が主体となるプロセスと呼ばれる。ワークフローやInfopathを用いたフォームソリューションなどがその一例だ。

SharePointによるワークフロー
図6:SharePointによるワークフロー


文書管理基盤「Windows Rights Managementテクノロジ」

   内部統制法や新会社法により、文書管理が企業にとって従来以上に重要な課題となっている。一方で厳重すぎる管理は利用者の仕事の自由度や利便性を下げ、ひいては生産性にマイナスの影響を与えることも懸念されている。よって利用者に負担をかけずに、水面下で機密保護を徹底する環境こそが求められているのである。

   Windows Rights ManagementテクノロジはOfficeドキュメントを暗号化し、そのドキュメントに対して様々な利用権限を設定することが可能である。

   このテクノロジをExchange Serverに適用することで、電子メールの受信者にそのメールの印刷、転送、コピーの権限などのポリシーを設定でき、揮発性や流動性の高いメールによる情報漏洩を防ぐことができるようになる。

   さらにOffice SharePoint Serverの文書ライブラリと連携させることで、アップロードしたドキュメントに自動的にポリシーが設定され、ユーザは指定された場所にドキュメントを格納するだけで情報保護を実践できる。


まとめ

   様々なテクノロジやツールによってコミュニケーションやコラボレーションを実現している。これらはニーズや投資に応じて、簡単にユニットとして追加したり、組み合わせて利用できるとともに、1つのコラボレーションプラットフォームとして統合して活用できるのが特徴だ。

   またどのコミュニケーションレベルでも、Visual Studio .NETでカスタムアプリケーションを作成し、既存システムと連携させていくことも可能である。

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マイクロソフト株式会社
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協力:マイクロソフト株式会社
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第3回:アプリケーション連携によって柔軟な対応ができる「Exchange Server」
  ビジネスパートナーとのコラボレーションツール
  コミュニケーション基盤「Exchange Server」
コンテンツ管理基盤「SharePoint Server」