まず以下のコマンドを実行して、MySQLのインストールを行います。
./configure --with-charset=ujis -with-extra-charsets=all --with-mysqld-user=mysql
./make
./make install
インストール自体はこれで終了しますが、インストールされたファイルは以下のように別々のディレクトリに保存されます。
/usr/local/libexec/mysqld |
MySQLサーバ |
/usr/local/bin/ |
コマンド類 |
/usr/local/lib/mysql/ |
ライブラリ |
/usr/local/include/mysql/ |
includeファイル |
/usr/local/var/ |
データベース保存先 |
表1:MySQLの標準的なファイル保存先
Red Hat系のLinuxでは、より簡単にインストールできますが、./configureの引数はあらかじめ決定されたものしか入らず、設定作業が必要となります。また、アンインストールは非常に困難だといえるでしょう。
続いてApacheのインストールについて見てみましょう。
./configure --enable-module=all --enable-mods-shared=all
./make
./make install
さらにPHPは以下のようにインストールを行います。
./configure --disable-debug --with-apxs2=/usr/local/apache2/bin/apxs --enable-trans-sid --with-iconv --enable-mbstring --enable-zend-multibyte --with-mysqli
./make
./make install
インストール後には以下のコマンドでそれぞれのサーバを起動します。
MySQL ./safe_mysqld &
Apache ./apachectl start
これはあくまでインストールの手順です。アンインストールする場合には、さらに複雑な手順が必要になります。
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