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マスカット
リッチクライアントを加速させるAjax開発環境「マスカット」の全貌

第4回:実践!マスカットアプリケーションの画面&イベント作成
著者:NTTデータ  川田 洋平   2007/2/2
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属性の設定

   続いて各GUIオブジェクトの属性を設定します。

   属性の設定は前準備で用意したMaskat Property Editor(1ページの図2または図5の画面下側に表示されているビュー)を利用します。

   まずは設定対象のGUIオブジェクトをクリックして選択状態にします。するとMaskat Property Editorに選択したGUIオブジェクトの属性の一覧が表示されます。設定したい「プロパティー」の「値」を修正し、Enterキーを押すと設定が反映されます(図6)。
ラベル名「宿泊日」を設定
図6:ラベル名「宿泊日」を設定
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   一通りすべてのGUIオブジェクトの属性の設定を終えたホテル検索アプリケーションの画面を図7に示します。

GUIオブジェクトの属性の設定を終えたホテル検索アプリケーションの画面
図7:GUIオブジェクトの属性の設定を終えたホテル検索アプリケーションの画面
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   以上で画面の構築は完了です。


レイアウト定義XMLの保存

   レイアウト定義XMLを保存するにはメニューの「ファイル → 保管」を実行します。スキーマ生成に関するダイアログボックスが表示されますが、ここではキャンセルしてください。なお保存した際にイベント定義XMLが存在しない場合、自動的にプロジェクト内にイベント定義XML(hotelSearch_e.xml)が生成されます。

   また、画面を作成時にレイアウト定義XMLを適宜確認することができます。パッケージ・エクスプローラーのレイアウト定義XMLを右クリックし、右クリックメニューから「アプリケーションから開く → Maskat Text Editor」を選択します(図8)。

画面作成時にレイアウト定義XMLを参照できる
図8:画面作成時にレイアウト定義XMLを参照できる
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   なお、作成中のレイアウト定義XMLを確認できるだけでなく、Maskat Text Editor内でXMLを編集して保存することで、編集内容をMaskat Editorに反映することもできます。

   これまで作成したホテル検索アプリケーションのレイアウト定義XMLを以下に示します。


(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

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株式会社NTTデータ 川田 洋平 技術開発本部 ソフトウェア工学推進センタ エキスパート
著者プロフィール
株式会社NTTデータ 川田 洋平
技術開発本部 ソフトウェア工学推進センタ エキスパート

同社の研究開発部門にてWebシステムの研究開発に従事。マスカットの開発には初期から携わり、オープンソース化後はマスカットプロジェクトのプロジェクト運営委員会(PMC)およびコミッタとして活動を続けている。


INDEX
第4回:実践!マスカットアプリケーションの画面&イベント作成
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属性の設定
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