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| コミュニティ活性化の3つの原則 | ||||
2005年11月24日にOSCJ.netは「第一回 OSSプロジェクト公開会議」を開催した。 基調講演にはThe Apache Software Foundation(ASF)の共同創設者で、現在はMozilla Foundationの中心人物であるBrian Behlendorf氏を招き、OSSプロジェクトの推進にあたりコミュニティのあり方について講演を行った。 Brian氏はASFが成功した理由について、「オープンにするというアプローチによって、分野を問わず多くの方から意見がもらえたことが大きい」と語る。 ![]() Brian Behlendorf氏 またコミュニティが健全であることも成功した理由としてあげた。コミュニティが健全であれば、コミュニティは活性化し、結果としてハイクオリティなものができるという。 Brian氏は健全なコミュニティの原則として表1の3つをあげる。
表1:コミュニティの3つの原則 Brian氏はコミュニティの成功例としてLinuxをあげた。Linus氏は情報を公開することで誰にでもわかるようにしており、またコミッターの意見に上手に対応している。飛行機の例をあげ、「彼は管制官でコミッターは飛行機だ。彼はうまく飛行機を誘導している」と語る。 しかしコミュニティ特有の問題もある。
表2:コミュニティの問題点 ASFは寄付で成り立っており、実際に多くの団体がソフトウェアやお金を寄付したいと申し出ている。しかしBrian氏は「ASFにとって最も価値のあるものは、コミュニティに参加しているデベロッパーの時間である」と語る。 よく、ASFの方式はほかのコミュニティでもいかせるのかと聞かれるが、コミュニティにとって重要なことはコミュニティに参加しているユーザがオーナーシップを感じることだという。ソフトウェアは自分たちが制作していて、その方向性も自分たちで決定していくという意識がコミュニティの活性化へつながる。また、コミュニティ参加者の情熱も必要だという。 Brian氏が新たに立ち上げたプロジェクトとしてSubversionがある。SubversionはCVSにかわるバージョン管理システムだ。Brian氏は「CVSをボルクスワーゲンに例えるなら、Subversionはモダンカーだ」と紹介した。 ![]() 質疑応答に壇上から降りて答えるBrian氏 質疑応答の法律と税金問題に対してBrian氏は「幸いなところASFは訴訟のケースはない」と語る。実際に過去のプロジェクトにおいて、ソフトウェアの一部に企業のテクノロジーが入っていた例をあげ、「Apacheに寄付してほしいと願い出たが、承認をいただけなかったので、そのプロジェクトをあきらめた」と述べ、訴訟につながる問題を回避している。現在、法律の問題に関してはボランティアの弁護士に相談している。 また税金に関しては、アメリカの場合、非営利団体で収入の大半が個人の寄付であれば、税金は0円であり特に大きな問題ではない。 最後に、ピザとビールを食べるまではここにいるので、皆さん一緒に語りましょうと述べ会場は賑やかな雰囲気に包まれた。 |


