TOPITニュース> アシアル、HTML2PDF.BIZの「アプライアンスサーバ版」をリリース

ITニュース

アシアル、HTML2PDF.BIZの「アプライアンスサーバ版」をリリース

サーバアプライアンスPDF

2007/9/3 14:00

HTML2PDF.BIZの機能をイントラネットから利用可能に

アシアルは8月31日、同社が提供しているHTML2PDF.BIZの「アプライアンスサーバ版」の提供を開始した。

HTML2PDF.BIZは、同社が提供しているWebサービスで、簡単な操作によってWebページをPDFに変換できるものだ。サーバ上でPDFの作成を行うことから、クライアントPC側にソフトウェアのインストールの必要がないとのこと。

(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

パスワードによる使用者権限の割り当てや暗号化処理も可能で、重要書類などのPDF化にも対応できるという。通常はWebブラウザからPDFの作成を行うが、APIを利用したPDF作成機能も備えており、開発中や既存のものなど、WebシステムへのPDF作成機能の組み込みにも対応できるとしている。

今回提供が開始されたアプライアンスサーバ版は、大量にPDFを作成する機会の多い大手企業の社内イントラネット向けとのこと。開発者向けの「デベロップメントエディション」および一般向けの「プロフェッショナルエディション」の2製品を用意している。

「デベロップメントエディション」はWeb開発会社などを対象としており、HTML2PDF.BIZの各機能をAPIからのみ利用できる。「プロフェッショナルエディション」はWebブラウザ上の管理が面から各機能を利用できる。

なおアプライアンスサーバ版の発表にあわせ、以下の機能改善/強化を行っているとのことだ。

HTML/XHTMLとCSSの表現能力の向上
レンダリングエンジンの改良により、HTML、XHTMLとCSSを描画する際の表現能力を向上。より精度の高いPDFの生成が可能となった。
安定性の向上
生成実行ロジックを改良し、多数のリクエストに対する処理能力を向上させることで、アプリケーション全体の安定性をアップした。

価格は「ディベロップメント エディション」が72万5,000円(税込み)から、「プロフェッショナル エディション」が84万円(税込み)からとなっている。対応可能なサーバ構成は以下の通り。

基本利用サーバ
HP ML110 G4、HP DL320 G5、HP DL360 G5
OS
Cent OS 5、Debian Gnu/Linux 4.0、SuSE Enterprise、Linux 10、Red Hat Enterprise Linux 5

なお同社では、すでに企業が保有しているサーバにHTML2PDF.BIZを組み込みたいという要望にも対応していくとのことだ。

問い合わせ先

アシアル株式会社

URL:http://www.asial.co.jp/

関連記事・ニュース

(Think IT編集局  神保 暢雄)