「Oracle Unbreakable Linux」は、「1st Line Support Model」と「Value Add Model」の2つがある。「1st Line Support Model」はSMB市場をターゲットに「Oracle Unbreakable Linux」を、パートナー各社から顧客に販売およびサポートするモデル。
「Value Add Model」はエンタープライズ市場向けに、パートナー企業各社が従来より提供しているRed Hat Enterprise Linuxを対象としたLinuxサポートに「Oracle Unbreakable Linux」サポートプログラムの一部または全部を付加して提供するモデルとのこと。
「1st Line Support Model」のパートナー企業は伊藤忠テクノサイエンス、デル、ミラクル・リナックス、新日鉄ソリューションズ、NTTデータ先端技術、サイオステクノロジーの6社。「Value Add Model」のパートナーは日立製作所、NECの2社(8月末時点)。
ほかにも、Linuxカーネルの品質向上を目的としたサポートセンター「Enterprise Linux Joint Support Center」の設立が発表された。これはLinuxに関する技術やノウハウをパートナー企業とオラクルが協業して、Linuxカーネルの不具合や障害をいち早く発見し修正プログラムの提供やハードウェアの動作確認などを行うためのものだ。
なおオラクルは、Red Hat Enterprise Linuxを導入していない顧客向けに、Red Hat Enterprise Linuxと互換性のある「Enterprise Linux for x86/x86-64」を提供する。これはRed Hat Enterprise Linuxの最新版との互換性を保証しているとのこと。これらはオラクルのWebサイトから入手可能。