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レッドハット、「Red Hat Enterprise Linux 5」を提供開始

Red HatLinux仮想化

2007/4/18 17:00

仮想化技術の搭載とソリューションセットの提供を開始

レッドハットは4月18日、「Red Hat Enterprise Linux 5」の提供を開始したと発表した。年額のサブスクリプション形式での販売となる。

Red Hat Enterprise Linux 5

Red Hat Enterprise Linux 5
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

Red Hat Enterprise Linux 5では、Linux 2.6.18カーネルを採用し、デュアルコアやクアッドコアを含むマルチコアプロセッサをサポートし、仮想化技術を搭載するなど、様々な点で強化が行われている。詳しい強化点については同社のページを参照していただきたい。

Red Hat Enterprise Linux 5 の概要
http://www.jp.redhat.com/rhel/

製品は、CPU数に制限のないサーバ向け「Red Hat Enterprise Linux 5 Advanced Platform」、最大2CPUまでのサーバ向け「Red Hat Enterprise Linux 5 」、クライアント向け「Red Hat Enterprise Linux 5 Desktop 」の3つとなる。

価格は「Red Hat Enterprise Linux 5 Advanced Platform」が20万4,750円(税込み)から、「Red Hat Enterprise Linux 5」が10万1,640円(税込み)から、「Red Hat Enterprise Linux 5 Desktop」がPC25台分で28万8,750円(税込み)からとなっている。それぞれ1年間のベーシックサポートがつき、メディアは別売りとなる。

今回から製品ラインナップに加わった「Red Hat Enterprise Linux 5 Advanced Platform」は、「Red Hat Enterprise Linux AS」の後継となる製品で、これまでオプションとして提供されていたクラスタリングソフトウェア「Red Hat ClusterSuite」と、ストレージの仮想化を可能にする「Red Hat Global File System」を統合したものだ。

また保守サービスやコンサルティングサービスを包括的に提供するソリューションセット「Red Hat Solutions」も同時に提供開始となる。これは、ミッションクリティカルな企業システムを構築するうえで必要な製品とサービスを包括的にサポートする「Red Hat Datacenter Solution」と、価格を大幅に抑えた科学技術計算向けソリューション「Red Hat HPC Solution」からなる。

ソリューションセットの「Red Hat Datacenter Solution」の価格は1,560万円から(30台まで/1年間の24時間365日サポート/税込み)となる。「HPC Solutions」の価格は、ノード数別に1年間あたり156万円(16ノード)と585万円(64ノード)となる。

問い合わせ先

レッドハット株式会社

TEL:03-6406-9920

URL:http://www.jp.redhat.com/

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(ThinkIT編集局  曽我 一弘)