TOPITニュース> SaaS World Conference & Demo 2007 コンファレンスレポート「ワークスタイルに革命を巻き起こす次世代型アプリケーション『feedpath Zebra』の全貌」

ITニュース

SaaS World Conference & Demo 2007 コンファレンスレポート「ワークスタイルに革命を巻き起こす次世代型アプリケーション『feedpath Zebra』の全貌」

イベントコンファレンスSaaS

2007/3/29 20:30

SaaS+Web 2.0でワークスタイルを変革

東京コンファレンスセンター・品川にて3月28日〜29日の2日間開催されているSaaS World Conference & Demo 2007から、フィードパス取締役COO兼CTO 後藤 康成氏のコンファレンスの内容をお届けする。

フィードパス 取締役 COO兼CTO 後藤 康成氏

フィードパス 取締役 COO兼CTO 後藤 康成氏

同社がこの2月にサービス提供を開始した「feedpath Zebra」は、以下の3つの機能を併せ持ったものだ。

  • メール
  • スケジュール
  • オフィススイート

サービス提供後はじめての公式の場での講演だという後藤氏は、まず「4.2時間」という数値を示し「これはガートナーが発表したもので、ビジネスパーソンが1日あたりのメール処理に費やす時間です。このように電子メールはコミュニケーションツールとしてだけでなく、ビジネス上非常に大きな要素となってきています」と、電子メールを中心にビジネスが展開している現状を指摘した。

これに対して「feedpath ZebraはオープンソースのメールサーバをベースにWebアプリケーションを提供するものです。リッチインターフェースのWebメーラー機能やアドレス帳、スケジューラ、Word/Excelライクなドキュメント共有管理機能、さらにZimbletを活用したマッシュアップなど、ビジネスに必要な3種の神器がすべて入っています」とサービスをアピールした。

一昨年に、feedpath Zebraの基となったZimbraが商用サービスを開始し、11ヶ月間で600万メールボックス/1,300社の導入が行われたとのこと。これを日本においてフィードパスがローカライズして提供を開始した。日本ではメールソフトとしてOutlookやBeckyなどが使われているが、Zimbraはそのインターフェースを踏襲し、Webベースながら同じ使い勝手を提供しているという。

続いて、実際に電子メールとマッシュアップ機能を中心としたfeedpath Zebraのライブデモンストレーションが行われた。このデモでは受信したメールを自動的に解析し、本文に含まれる文章や電話番号、住所、他のシステムで利用する処理番号などを抽出してマッシュアップによる連携が行えることを示し、さらにセールスフォースのアプリケーションとの顧客情報の連携やドキュメント共有についても紹介された。

後藤氏は「今後feedpathZebraを中心にSaaS分野に参画していきます。ユーザは必要なものを必要なだけ、例えば電気やガス、水道のようにソフトウェアをサービスで利用できるようになるでしょう。さらにサーバの準備や運用管理リソースが不要で、万全なネットワーク/物理セキュリティを備えています。銀行にお金を預けるのと同じく、大切なデータは専門家に預ける時代が来るでしょう。ビジネス活動の基点であるメール画面ですべての作業を完結し、ワークスタイル革命を起こしていきます」とサービスのメリットと今後の抱負について語った。

問い合わせ先

SaaS World Conference & Demo 2007

URL:http://www.idg.co.jp/expo/saas/

関連記事・ニュース

(ThinkIT編集局  神保 暢雄)