サイバーソリューションズ、電子メール監査システムのASPサービス「MailBase F-Class」を発表
電子メールASP日本版SOX法
2007/3/14 17:00
大型ストレージと改竄防止機能付き電子メール監査システム
サイバーソリューションズは3月13日、大規模企業向け電子メール監査システムのASPサービス「MailBase F-Class」を4月1日より提供開始すると発表した。
同サービスではデータセンター内に顧客ごとに専用サーバ環境を構築し、エージェント経由で、顧客のメールサーバでやり取りされたすべての送受信メールをレプリケーションして長期間保存することができるとのこと。顧客はセキュアな高速回線経由でMailBaseサーバにアクセスし、保存してある大量のメールから必要なものを高速検索することで、メール監査システムのサービスを容易に利用することができる。
またメールデータはネットワーク・アプライアンス(以下、NetApp)の大型ストレージと、改竄を防止する「SnapLock(NetApp製)」をベースとした「KVHマネージド・ストレージ・サービス」を採用しているという。同サービスによって、日本版SOX法で求めらる5年間の電子メールの保存や改竄防止などに対応できるとしている。
ASPサービス「MailBase F-Class」の詳細は以下の通り。
- 接続用回線:KVH Ether-MAN Plus
- 専用ラック:19インチハーフラック(20U)
- 専用サーバ:2台
- ストレージ:1TB〜(NetAppのストレージ)
- オプション:ストレージ改竄防止機能(NetAppのSnapLock)
同社ではインフラ環境とMailBaseの保守について、24時間365日のサポート体制を整えているとのこと。価格は初期費用が120万円から、月額費用が100万円からとなる。
(ThinkIT編集局 曽我 一弘)