シマンテック、コンテンツアーカイブソリューション「Symantec Enterprise Vault 7.0」を発表
シマンテックアーカイブコンプライアンス
2007/2/1 20:30
増加する電子メールの保存・管理の必要性を解決
シマンテックは1月31日、同社の企業向けコンテンツアーカイブソリューション「Symantec Enterprise Vault 7.0(以下、EV7.0)」について記者発表会を行った。
まずリージョナルプロダクトマーケティングマネージャーの堀江 徹氏が、米国において企業の電子メールの重要性が増しており、ビジネスの基盤システムとして今後日本も利用が増加するだろうと分析した。その上で求められるのは、管理コストの削減や情報漏洩、コンプライアンスへの対策だと語った。
リージョナルプロダクトマーケティングマネージャー 堀江 徹氏
この課題の解決策として、同社が提供するものがEV7.0であるという。EV7.0では「情報の保存」と「情報の管理」「情報の検査・監査」の3つの分野で、様々な機能を追加しており、これらによって電子メールを中心としたコンテンツの一元管理を可能とし、そこに必要なリスク/コストを低減できるとしている。
続けて技術本部 プロダクトSE部 プリンシパルシステムエンジニアの京増 恵太郎氏がEV7.0の新機能の詳細について語った。
技術本部 プロダクトSE部 プリンシパルシステムエンジニア 京増 恵太郎氏
今回追加された主な新機能は以下の通り。
情報の保存 |
Microsoft SharePoint Portal Serverのサポート |
Microsoft Exchange Server 2007のサポート |
Lotus Domino Journaling対応 |
情報の管理 |
コンテンツベースの自動分類エンジンを搭載 |
ユーザが設定可能な分類機能 |
先進的なレポート/監視機能 |
情報の検査・監査 |
Windows Desktop Searchのサポート |
Compliance Acceleratorの日本語化 |
Discovery Acceleratorの日本語化 |
このほか、プロビジョニンググループをユーザ/グループ/LDAPクエリなどにあわせた形で定義する機能が追加されるなど、前バージョンに比べ、大幅な変更が行われているとのことだ。
同社は2006年12月末より、すでにパートナー企業へのEV7.0提供を開始しているという。
(ThinkIT編集局 神保 暢雄)