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インストール
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PMDのインストール方法は、PMDのサイトに示されているように手動で行うこともできますが、Eclipse上でPMDを用いることを前提とすると、Eclipseのアップデート機能を用いたインストールが最も簡単です。アップデートサイトは、以下のURLです。
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インストールの確認
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「ウィンドウ → 設定」で、Eclipseの設定画面を開き、図1に示すようにツリーの部分に"PMD"という項目があればインストールは成功しています。
図1:PMDがインストールされているEclipseの設定画面 (画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
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PMDの設定
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本節では、EclipseプラグインツールとしてPMDを利用する場合の設定に関して紹介します。PMD自身は、本節で説明する以外にも細かい設定項目がありますが、それらの項目については触れません。
PMDには、図2の(a)に示すように、(1)PMD全体に関する設定を行う画面(PMD)、(2)重複コードを発見するための設定画面(CPD Preferences)(注1)、そして(3)ルールの設定画面(Rules configuration)があります。本節では、カスタマイズする機会が多いと思われる、ルールの設定画面について紹介します。
※注1:
CPD(Copy and Paste Detecting)の略です。
図2:ルールに関する設定画面 (画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
ルールを設定するとは、次の2つの意味があります。
- 事前に用意されている、チェックすべきルールの取捨選択や優先度の設定を行う
- ルール自身を新規に追加したり変更したりするここでは、最初の意味で説明します。
表1:ルールを設定する意味
なぜ、事前に用意されているルールの取捨選択や優先度(エラーとするか、警告とするか、など)の設定を行わなければならないのでしょうか。
それは、チェックすべきルールは、プロジェクトごとの方針によるからです。たとえば、"SytemPrintln"というルールがありますが、これは、System.out/err.prntlnが性能に与える影響から、ログライブラリを利用することを促すチェックルールです。
しかし、System.out/err.prntlnを利用したい場合も当然あるでしょう。このように、どのチェックルールを用い、また、どの程度の優先度とするかは、プロジェクトで決定し、統一すべきです。
では、具体的なルールの取捨選択や優先度の設定方法を見ていきます。
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著者プロフィール
坂田祐司(SAKATA, Yuji)
SI企業の研究所においてソフトウェア工学の研究に従事。試験やプログラムの解析技術に興味を持ち活動中。
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