TOPキャリアアップ> 第38回:職場内SMタイプを見極めて、人間関係2.0を目指せ
第38回:職場内SMタイプを見極めて、人間関係2.0を目指せ
IT転職百科事典

第38回:職場内SMタイプを見極めて、人間関係2.0を目指せ
編者:Tech総研  2007/8/1
次のページ

はじめに あなたは、Tech総研珍企画 SM記事を知っているか?
世の中は常に二極のものが背中合わせで成り立っている。天と地、光と影、表と裏、白と黒。職場の人間関係もこれしかり。指示する者、従う者。上司と部下、男と女、SとM。
Tech総研は考えた。強きと弱きが入り交じる職場は、まさに“隠れSM”が横行しているのでは?
そして互いのS性、M性を見分けることで、関係をスムーズなものに改善できるのではないか?と。
そこで立ち上げ第一弾では、職場でのSM的事件を快感レポート!読者必見のSM度診断テストに加え、カップリング別つき合い方を検証、提案した。
そして今回は、さらにそこから一歩踏み込み、SM診断がどれだけ職場に改善をもたらすか、SM診断の有効性を考察。3人の被験者に協力してもらい、それぞれの職場の人間関係に潜む問題点を浮き彫りにする。そして、そこから新しい人間関係=「人間関係2.0ワールド」が今、明らかになる!
Case1 ちょいM部下VSドS上司:「舌打ち・暴言etc.ドS上司はまさしく暴君!」
Aさんの所属するチームは、ちょいMタイプが過半数。本人はもちろん、並ぶ同僚たちもちょいMで、率いるは理想的なちょいSタイプのリーダーと、ちょいMタイプのサブリーダー。職場は比較的穏やかなチームワークを保っているのだが……。 やっぱりいましたトラブルメーカー!「ドS」の彼の毒舌に、戦々恐々!死屍累々!!
Aさん 27歳
Aさん 27歳 属性:ちょいM
Web系システム開発の仕事に携わる、新卒三年目の若手SE。物腰柔らかな口調と知的な印象の持ち主で、はにかんだ笑顔と腰の低さにMのにおいがにじみ出る。
Aさんの職場の人間関係の特徴は「Mが奏でるハーモニー、ドSが奏でる不協和音!」
僕の職場は、上司を除けば同僚はほとんど「ちょいMタイプ」ですね。よく似たタイプが集まっているので、目立ったトラブルもありません。そこにもってきて、ちょいSの上司。Mタイプの人間だからかもしれませんが、やはり上司にはSタイプを求めてしまいます。役割というか立場というか、Sタイプのほうがハッキリとしていますから理想的です。
特にうちのリーダーは、言うべきときにはビシッと言いますが、自分が間違っていたときにはきちんと反省するし、謝ってもくれるんです。ただのごう慢な上司だったらやりにくいですけどね。厳しいけれどそれだけじゃないので、僕はこの人がリーダーでよかったなと思います。

サブリーダーはふたりいまして、ひとりはちょいM 。職人タイプというんでしょうか。技術はあるんですが、出世に対する欲がない。積極的に自分からがつがつ進むタイプではなく、マイペースな人なんですよね。ちょいM上司とちょいM部下だと、けん制し合って歩み寄るきっかけがつかめませんから、初めこそちょっと扱いにくいと思いましたけど……。聞けば答えてくれるし、今現在は控えめな関係性にもなれました。考えてみると、僕たちのチームは実にうまくまとまっていると思います。
ただ……、もうひとりのサブリーダーが……超絶なドSなんです。
キーマンはドSのサブリーダー!つき合い方の秘訣は「触らぬ神に祟りなし」!?
ちょいMの同僚とちょいSの上司。縁の下の力持ち的ちょいM上司。これはこれで実にうまく調和しているんです。でも、彼の存在が加わると、どうしても雰囲気がギスギスとしたものに……。
日によって機嫌が180度違うし、風ぼうはヒップホップ系で近寄りがたいし、言葉も乱暴!どんな相手にも食ってかかるので、ちょいSリーダーも彼には手を焼いています。僕らが思いもよらないところでキレたりするので、とにかく扱いにくいですね。
だってバグが見つかると、PCの画面を見ながら「ちっ!」て、舌打ちするんですよ。そんなことしたってどうしようもないじゃないですか(笑)。「なんでも聞いて」って言われても、正直、PCに向かって激しく舌打ちしている人には、気弱なMの人間は話しかけにくいです……
勇気を出して話しかけても、機嫌が悪けりゃ一刀両断。僕のソースを見て、「誰がこんな作り方しろって言った?なあ? オレはこういうやり方はしないんだよ。だからさっさと作り直せ!」と怒られたこともあります。悪い人ではないんですが、うまくまとまっている僕たちからしてみると、あまりにも刺激的すぎる存在
周りがMで誰も文句を言いませんから、やりたい放題になっちゃうんでしょうねえ。
Sっぽい上司は嫌いじゃないので、ドSをちょいSくらいに変えてくれるともう少しつき合いやすくなると思うんですけどね。
SMタイプ別診断によって今回のケースから見えてきた、問題ポイントと改善策
極端なドSは、調和を乱す問題人物と見られがち。とくにM率の多い穏やかな職場では、Sのもつ鋭さが、ますます際立ってしまうようだ。問題はS人間の暴走を、誰も食い止めることができずにいること。M人間の寛大さは、ときに「ぬるま湯状態」を作り出す。ここらで冷や水を浴びせかけてやれば、ドSの彼もハッと目が覚めるはず。ここはAさんがちょいSにシフトチェンジして、ドSの彼のストッパー的存在になってみてはいかがだろう?
リクナビNEXT 対S、対Mという観点で、どのようにお互いと折り合いをつけていくか、冷静に分析し、楽しんでいくためにはどうしたらいいのだろうか?。SM診断チェックで調べてみよう。  続きはこちら>>

次のページ