TomcatをLinuxへインストールしよう!(パッケージ管理システム編)

2007年10月9日(火)
羽倉 敬

yumでインストールした場合の自動起動設定

Tomcatをyumでインストールした場合、Tomcatは最初からOSのサービスとして登録されています。以下のコマンドでTomcatの自動起動設定をONにします。


# chkconfig tomcat5 on    // tomcatの自動起動をOnにする
# chkconfig -list tomcat5    //tomcatのサービスの状態を確認
 tomcat5         0:off   1:off   2:on    3:on    4:on    5:on    6:off

サービス状態で、2,3,4,5がonになっていれば自動起動設定は完了です。

次回予告

今回は、Linuxへのインストールと動作確認を行いました。次回は、Tomcatのアーキテクチャをより詳しくみていくとともに、Tomcatの基本的な設定を解説します。

Tomcatの使用ポートを変更するには

Tomcatのデフォルトポートである8080がすでにほかのアプリケーションにより使用されていた場合、Tomcatの使用ポートを変更する必要があり ます。Tomcatのポート変更は/$CATALINA_HOME/conf/server.xmlを編集することで行えます。Server.xmlの次 の青色の箇所を書き換えます。
 

  <!-- Define a non-SSL HTTP/1.1 Connector on port 8081 -->
 <Connector port="8081" maxHttpHeaderSize="8192"
         maxThreads="150" minSpareThreads="25" maxSpareThreads="75"
         enableLookups="false" redirectPort="8443" acceptCount="100"
         connectionTimeout="20000" disableUploadTimeout="true" />

Tomcatのポートを変更すると、Tomcatデフォルトページなどのアドレスも「http://localhost:8081/」のように変わります。

また現在使用されているポートを調べるにはnmapを使用します。

 

nmap localhost

これを実行することで、現在ポートを使用しているサービスの一覧を取得できます。もしnmapがインストールされていない場合はrootでログインし、下記のコマンドを実行することで、nmapコマンドが使用可能になります。
 

yum install nmap
株式会社ビーブレイクシステムズ

千葉大学法経学部卒業。大学時代よりオープンソースに興味を持ち、オープンソース専業ベンダーのビーブレイク システムズに入社。現在に至る。また、現在は社内技術サークルの中心メンバーとして日々提案・啓蒙活動を行う。座右の銘は「自らが求めてつくらなければ、 自身が求めるものはできない」

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