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| Free Flex 2 SDKで何ができるか | ||||||||||
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本連載では、アドビシステムズより、無償で公開されているFree Flex 2 SDKについて紹介します。 Free Flex 2 SDKは、Flash Player 9をサポートするコマンドラインのFlashコンパイラです。アドビシステムズ社のWebサイトでユーザ登録をすれば誰でも無償で入手可能です。 これまで、Flashは有料の専用ツールを購入しないと作れないものでしたが、Free Flex 2 SDKにより、誰でも気軽にFlashの作成をはじめられるようになりました。Flashといえば、もともとWebアニメーションの作成ツールであるため、デザイナー向けのツールとして利用されることが多いのですが、Flexはプログラマに向けたツールとなっています。 数年前まではWindows上でクライアントアプリケーションを動かし、Webサイトで情報収集をするということが一般的でしたが、最近ではアプリケーションもWebサーバ上で稼動させるようになってきています。 現在では高度なWebアプリケーションを開発するためには、FlashのようなRIA(リッチインターネットアプリケーション)技術が必要不可欠となっていますので、無償で入手可能なFree Flex 2 SDKの登場は、Web開発者にとってFlashがより身近になるきっかけとなるでしょう。 |
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| Flex 2の可能性 | ||||||||||
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では、Free Flex 2 SDKを活用するとどのようなことができるのでしょうか。FlashとFlexの比較によりFlexの特徴を明確にした上で、その可能性を探っていきます。 |
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| FlashとFlexの違い | ||||||||||
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FlashとFlexは共に、Flashのムービー(SWFファイル)を生成するのですが、開発に用いる環境が違います。 Flashは、基本的にオーサリングツールを使用してFlashムービーを作ります。時間軸をあらわすタイムライン上に、グラフィックを描画することで、Webアニメーションを実現します。ボタンなどを配置し、そこにスクリプトを記述することによりインタラクティブな仕組みを作ることもできますが、複雑なプログラミングには向いていません。 これに対して、FlexはXMLをベースとしたプログラミングによって、Flashムービーを生成します。Free Flex 2 SDKに含まれるのは、Flash Player 9とコンパイラとデバッガ、開発ドキュメントです。 つまり、コンパイラだけが提供されており、Flashオーサリングツールは提供されていません。有料のFlex Builderを用いることで、マウス操作でボタンなどのインターフェースを配置することもできますが、こちらもプログラミングが主体です。 ちなみに、Flex BuilderはJavaの統合開発環境として人気があるEclipseをベースとしたFlexの開発環境で、プロジェクトの管理は当然のこと、キーワードの強調表示やコードの補完機能など、Flexの開発には欠かせないツールとなっています。 |
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