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仕事で使えるRed Hat Enterprise Linux徹底入門 |
Wikiでプロジェクト管理(後編)
著者:上鍵忠志 2006/10/4
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まずは使ってみよう(新しいページの作成)
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使い方は簡単ですので、早速使ってみましょう。まずは新しいページを作成します。画面上層部のメニュー右側の「新規」をクリックして、表示された画面で作成したいページの名前を入力します。ここではページ名を「newpage」と指定しました(図5)。そして「編集」ボタンをクリックすれば、画面が遷移し編集ができるようになります。
図5:ページ名を「newpage」と指定 (画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
テキストエリアではWiki記法で記述することになります。まずは適当なテキストを入力してみましょう(図6)。「プレビュー」をクリックして、問題がなければ「ページの更新」をクリックしてください(図7)。
図6:ページに文章を書いてみた (画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
図7:ページ作成の完了 (画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
それではある程度の編集ができるようになったことを前提に次にToDo機能を作ってみたいと思います。
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ToDo管理をしてみよう
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さて次に、プロジェクト管理に欠かせない「ToDo管理」をするためのページを作りましょう。
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プラグイン「tracker」を使う
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筆者がPukiWikiを常用する理由のひとつに、この「tracker」があります。これは汎用データベースのようなものを構築するプラグインで、様々な特徴があります(表3)。
- レコード内のデータカラムを任意の数だけ定義でき、任意のレコードを扱うことができる。つまりカラムを横に、レコードを縦に考えると縦横自在の大きさのデータベースを作ることができる。ただし、表示エリアの問題や一度に扱えるデータ量の問題などWebブラウザやサーバの能力による制限があります
- カラムのソートをある程度自由に指定できる。ToDo管理の場合、タイトル、優先度、期日などを基準にしてソートができる
- 1つのレコードを自由なフォーマットで表示できる。ただし、途中で変更することが困難な場合もあります
表3:treckerの特徴
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ToDo管理用のtrackerの設定を作る
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PukiWikiの面白いところは、多くのプラグインの設定がPukiWikiの編集画面でできることです。trackerもデータベーステンプレートをPukiWikiのページとして定義します。このテンプレートの定義を示します(表4)。
:config/plugin/tracker/<テンプレート名> |
データベース構造の定義 |
:config/plugin/tracker/<テンプレート名>/form |
入力フォームの定義 |
:config/plugin/tracker/<テンプレート名>/list |
一覧表示の定義 |
:config/plugin/tracker/<テンプレート名>/page |
レコード表示と保存形式の定義 |
表4:ページ名の設定
テンプレートはあらかじめ「default」というものが用意されています。それぞれがどういう形式になっているかは、「default」を参考にしてください。
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著者プロフィール
上鍵 忠志
ウノウ株式会社に入社したてのエンジニア。猫と妻息子に支えられつつ今までの業務で培ったノウハウとオープンソース活動で得たノウハウを活かしていきたいと思います。
コメントなどはブログやmixiでいただければと思います。
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