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リッチクライアントを超えた本当のリッチクライアント
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— Curlは企業システムにとってどのように有効なのでしょうか
古賀氏 古賀氏:まずAPIの組み合わせでアプリケーションを開発できるため、ガリガリとプログラムを組むよりも生産性が高まります。またCurlは様々なデータをCurl自身の言語の中で集約できることもメリットでしょう。

デプロイメントによるメリットの大きいWebシステムでは、複数のサーバからデータを受け取ってクライアント側で処理を行えるCurlはTCOの面でも大きなメリットがあると考えています。


— 今回発表されたCurl/Proで変わった点は何ですか
古賀氏:大きな点としては、マーキュリー社の「QuickTest Professional」への対応です。これはユーザからのリクエストが多かったもので、開発の際にテストのフェーズをサポートするものです。広く普及しているプロダクトとうまく連携できることは、商用化の面で重要だと考えています。

開発に関してコントロール機能を充実しました。アプリケーションが動作している事を表すプログレスバーやカレンダー機能等のシステム開発において有用な細かな機能を追加しました。その他にはセキュリティやパフォーマンスの改善をはかっています。


— 今回のバージョンから名称を変更されましたが
古賀氏:名称を今回から「Curl/Pro」にしました。バージョンとしては5.0になりますが、機能面での充実とともにイメージ的にもリニューアルしていこうと考えました。また「Curl/Personal」の登場も変更の理由の1つですね。

Curlは現在BtoBのマーケットでもっとも普及しているリッチクライアント技術の1つと評価して頂いています。しかし私どもはもう少しコンシューマ向けを含めたエンタープライズではない世界の中でCurlを普及させていきたいと考えています。明確にビジネスをするエリアと普及を目的としたエリアを分けていこうということですね。


— Curl/Personalについて教えてください
古賀氏 古賀氏:「Curl/Personal」は「Curl/Pro」からIDEの一部の機能を絞ったもので、無償で利用することができます。今までも60日限定の無償版を提供していましたが、Curl/Personalでは使用期限を設けず利用頂く事が可能です。

開発したアプリケ-ションを稼動させるPersonal用のキ−の発行も無償で行っており、商用での使用はできませんが、ご自分の趣味のサイト等でご使用頂けます。学生やリッチクライアント技術に興味のある方に気軽に使ってもらいたいですね。


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